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認知症トピックス : 周辺症状 徘徊①

認知症の周辺症状の1つ。
家の中や外を歩き回ってしまう症状で、認知症の症状の中でもよく耳にすることが多いと思います。

何かの出来事や、記憶がよみがえることをきっかけに、
「家に帰る」「仕事に行く」「友人と待ち合わせをしている」など、本人は何かしらの意図を持って外出します。

しかし、そうした意図はあっても、
今居る所がすでに自宅であったり、仕事は退職済みであったりと、
本人の意図と実際の状況に齟齬が生じ、本人の意図を理解することができず、周りの人には「なんで歩き回っているのだろう?」と思われてしまいます。

また、意図はあっても目的地をきちんと認識して外出している訳ではないため、結果的に迷子になり、自宅まで帰れなくなってしまうことも多くあります。
本人には何かしらの意図があっての行動のため、注意しても徘徊はなくならないことが多いようです。

そうした徘徊が続くと、
交通事故や、転倒し怪我をしてしまうリスクが生じます。
また暑くなってくると熱中症などのリスクも出てきます。
そうしたリスクを少しでも避けるために、早めの対策を心がけましょう。