認知症トピックス : 症状は「ものわすれ」だけではありません
日本は超高齢化社会となっております。
加齢が大きな要因で罹患することが知られているアルツハイマー型認知症の方も増え続けております。
認知症というと「もの忘れ」と考えてしまう方は多いと思います。
確かにアルツハイマー型認知症には記憶障害(ものわすれ)は必ずある症状ですし、見当識障害(月日や時間の感覚など)や実行機能障害(普段できていることの手順が苦手になっていく)なども少しずつ目立ってくるでしょう。
一言で認知症と言いましても、いくつかのタイプがあります。
認知症はアルツハイマー型認知症、脳血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症と大きく4つに分けられます。
認知症のタイプにより出現してくる症状の違いもありますし個人差もあります。
前述したように認知症というと、ものわすれを想像される方も多いと思いますが、もの忘れが初期に伴わない種類の認知症もあるのです。
レビー小体型認知症はリアルな幻視が伴うことが多く、歩行や睡眠などの障害が目立ちますし、前頭側頭型認知症の場合、こだわりがとても強くなり人格も変化していくという特徴があり、記憶障害は初期には保たれています。
まずは、認知症の場合はどのタイプの認知症か知ることです。
特に認知症初期は専門医でないと診断が難しい場合も多くあります。
認知症疾患医療センターは埼玉県に指定された認知症専門医療機関です。
(埼玉県では県指定9医療機関、さいたま市指定1医療機関 合計10医療機関が稼働しております)
認知症のような症状が実は内科疾患が原因であったなどということもあります。
専門の相談員がお話をお聞きいたしますので安心して連絡をください。