お知らせ・トピックス

認知症トピックス : アクションを起こすタイミング

1年ほど前、以下のような相談を受けました。(80代女性)
もの忘れは年齢相応と感じていましたが、生活しているうえでの苦手なことが気になり始めています。具体的には半年くらい前から、何かと面倒くさがったり外出もしたがらないなどがあります。
また、2ヶ月位前より会話に何か違和感がありすぐに言葉が出ないことが増えてきました。例えば「何々がこうでああでどうした」と話したいのに、主語が出てこずに「あれ」「それ」などが増え、内容を聞いても良くわかりません。会話自体が成り立たないこともあります。
家族はもちろんのこと、本人も自覚しているようで辛そうです。
もし、認知症ならば早くに受診したほうが良いと聞いていたので連絡しました。どうしたらよいでしょうという内容でした。
(家族がアクションを動かしたタイミングは、「ご本人の違和感」でした)

少し話を聞いていると見当識も怪しいことが多くキャッシュカードも暗証番号を忘れてしまい使えなくなっているようです。そして日常的に探し物も増えつつあるようです。
当センターの案内をして受診されました。
アルツハイマー型認知症の診断を受け、その後定期的に受診にも来られておりますが、発見や治療も早く開始できたことも手伝ったようで、最近も変わらずお元気に過ごされており、デイサービス(週3回)もご本人に合ったもののようで楽しく通われているとの話もお聞きしました。

以上、ほんの一例ですが、早期に発見しアクションを起こすタイミングは逃さないようにしましょう。