認知症について、何をすれば罹患しませんか? 　予防すれば罹患しませんか?　という質問は良く耳にします。
残念ですが、これをすれば認知症にはならないという確実なものはないのが実情です。 しかし、各人が日常生活を気に掛けたり気を付けることを若い世代から続けていると大きな予防となることもわかってきています。

予防に有効があるとされるものについて、いくつか挙げてみました。
・生活習慣病と呼ばれるものに罹患しないように。高血圧と糖尿病は未治療にしておくと認知症へ移行するリスクは高いことは知られております。 特にⅡ型糖尿病の管理はしっかりと。
・うつ病は認知症へのリスクが高いですので罹患しないような注意も必要です。
・禁煙。
・果物や野菜の多い彩り豊かな食生活。
・友人関係や町内、又は趣味活動など人との交流の継続と知的な活動。

最も大切なことは、もし、認知症のような症状が出現した場合、しっかり具体的に観察して相談してください。
早期発見・診断・治療は、ご本人と家族が診断を受け入れて将来設計をするという時間が持てることとなります。 心に余裕を持って対応できるでしょう。