認知症トピックス : 若年性認知症について
若年性認知症については以前から紹介してきました。 18~65歳未満に発症してしまう認知症であり、他疾患に間違われていたり確定診断に至るまで回り道をしてしまうことも多いようです。 ご本人も大変悩まれていると同時に周りの方も違和感を察することと思います。
早期相談に越したことはありません。 若年で働き盛りの年齢でもあり、経済的に負担が大きかったり介護が配偶者などに集中してしまう、などの問題が重なり合ってしまう傾向にあります。
進行が早い場合もありますので、早期に専門医療機関に相談、受診が必要です。
当センターは、認知症の専門医療機関です。 何をどう話してよいかなどお悩みになり、ためらう気持ちもお察ししております。専門の相談員が様々な視点からお話を伺いいたしますので安心して連絡をしましょう。
埼玉県には若年性認知症に特化した若年性認知症コーディネーターも配置されております。
当初は診断後からの相談だったようですが、診断前で就労中での直接相談も増えているそうです。 診断された方の受け止め方は様々ですが、大きな不安を抱えてしまうことになります。 周りに悟られないよう取り繕ったり、苦手になってしまっていることを隠してしまったり、自身を保とうとするストレスが大きくなってしまったり様々な事柄があるでしょう。
ご本人、ご家族とも決して抱え込むことのないように相談しましょう。若年性認知症コーディネーター(以前にも紹介しました)を含め、関係機関にお繋ぎすることも出来ますので、多職種と連携を取りながら今後の生活を考えていくことが出来ます。