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認知症トピックス : 認知機能の低下について

人は五感(視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚)を通じて外部から脳に入ってきた情報から、物事や状況を理解し認識しながら暮らしています。
これらは老化と共に少しずつ衰えていきます。気持ちは若くとも、老化だけは 止められません。
認知機能の低下というのは、物事を理解することや判断すること、記憶力や言語理解などの能力が低下している状態です。 認知機能が低下することで日常生活に苦手なことが増えていきますが、この認知機能の低下がとても目立ち、日常生活に影響を及ぼしている状態が6か月以上継続している状態が認知症です。
認知機能が低下してくると様々な症状が出現してくるわけですが、特徴としては、個人差も大ききいものがあります。病気や体調もありますが、遺伝、ストレス、精神状態などの影響 もあります。
高齢者になり今まで培ってきた教育や職業、趣味、人間関係などの要因が複雑に絡み合うことによる影響もあります。
前者は、問題解決などが苦手となり新しい環境にも戸惑います。脳での物事の 処理速度が老化によってスローペースなっていくため、瞬時の判断ということも苦手になっていきます。
後者は、培ってきた能力でもあり高齢になっても比較的良く保たれることも多 いです。芸術家や政治家、または大工さんや畳屋さんなどの例では老練、円熟 などの言葉があります。
個人差はありますが、老化は止められませんので、その人の今を大切にする生活が良いのではないでしょうか。