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認知症トピックス : 客観的な把握で早期発見

人は加齢により身体能力は次第に落ちていきますし、脳も同じです。これはごく自然なこととも言えます。
身体や精神の力がゆっくり落ちていくことが老化といえます。
しかし、認知症に罹患してしまい、脳に支障をきたすと短気記憶や見当識、実行機能などが苦手になっていきます。まず、おかしいと気付くのは本人ですし、不安な時間が経過します。
そして時間の経過とともに周りの家族なども本人の違和感に気付くでしょう。
その時が大切なのです。
基本的な認知症の知識があれば、慌てず余裕を持った対応も出来るのではないでしょうか。(認知症サポーター養成講座を受講されておくなど)

まずすべきことは、今までと現在の本人の様子を客観的に把握することです。基本的なことですが、本人に聞こうとしても、拒否があったり怒りだしたり混乱を招くことが予想されます。
客観的に何が苦手になっているのか、料理は? 趣味は? 昨日や一昨日の話をした際、会話に違和感ないか? 会話が少なくなっていないか? 外出をした折の行動に違和感はないか? など。
身近な方はご本人の行動や性格を熟知されていることも多いので、多くの眼で確認されることも大切です。
心配な点があるならば、慌てず冷静に時系列の内容で構いませんので相談してください。
かかりつけ医や地域包括支援センター、当センターでも相談は受け付けております。