お知らせ・トピックス

認知症トピックス : 声掛けは大切です

認知症の方は在宅で家族と暮らしておられる場合が多いです。
当たり前に出てくる認知症の症状もその方にもよりますが、この時期、特に気をつけなくてはならいこととして、お独りで散歩など外出してしまい道に迷うなどした場合、事故や脱水などのリスクが高いということです。
いくら横断歩道であっても赤信号で渡ろうとしたり、横断歩道でない場所からの急な飛び出しなども考えられます。また、この夏の時期は脱水にも気を付けたいところです。

在宅介護をされておられる家庭は、是非、地域の見守りネットワークや近隣の方や商店、交番などにも認知症の家族の存在はお知らせしておいた方が良いでしょう。
認知症サポーター養成講座などでも、道に迷ってしまうような症状が出現することがあること、声掛けの大切さなども紹介しておりますが、何か困った様子をしている方を見かけたら、他人事とではなく、よく観察しながら正面から笑顔で優しく声を掛けてみてください。
実は本人が一番困っているはずです。「どうなさいましたか、何か困っておられますか、など」臨機応変で良いと思います。
勇気はいると思いますが、何もないようならそれに越したことはありません。
声を掛けたことにより近隣の方や民生委員、地域包括支援センターなどが連携して無事保護されたという話も良く耳にすることです。