お知らせ・トピックス

認知症トピックス : 在宅での心がけ

在宅で認知症の家族の介護をしながら生活をしている家庭では苦労もあるとは思います。
認知症の症状は、少しずつ進みますがご家族が認知症について同じ知識をお持ちになり、その方に合った同様の対応をすることで本人には安心感が生まれ生活が安定することは多いです。
すこし、ポイントをまとめてみましょう。
①一番大切なことはご本人の尊厳やプライドは大切にすることです
・・・今まで生きてこられた軌跡を大切に、メンツは護りましょう
②心にゆとりをもって接すること
・・・同じことを何度も聞いたり言ったりしても、これは本人が困っている状態と知れば腹も立たなくなってきます。
③生活環境の急激な変化は避けましょう
・・・模様替えなども少しずつ。認知症のタイプによって覚える機能が苦手になっていることがありますので、急な変化は混乱することは知っておきましょう。
④苦手になっても自分で出来ることは今まで通りしてもらいましょう
・・・出来なくなったことはさりげなくフォローしましょう。
⑤物事を論理的に説得はしないこと
・・・難しい言葉が理解出来なくなっているかもしれませんので、説得よりも相手に合わせる心を持った方がスムーズに事が進むことがあります。
⑥家の中にも危険はいっぱいです
・・・特に洗面所などの薬品類や台所の調味料、カッターやナイフ類など、もちろん置いておいてよいのですが管理だけはしっかりとしましょう。
⑦普段の身体状況を知っておく
・・・体調が良くない時、本人が正確に伝えられないことがありますので、平熱や既往歴、処方薬がある場合は服用できているのかは把握しておきましょう。

以上、いかがでしたか、これはほんの一例です。
生活環境によりいろいろ工夫も出来ますので地域包括支援センターや担当ケアマネさん、専門医療機関などに相談することもお勧めいたします。