認知症トピックス : 高齢化について
現在、高齢化は急速に進んでおります。
昭和39年の東京オリンピックの年に国は国民の年齢別統計をとり始めておりますが、当時100歳以上の方は150人ほどという記録が残っております。
そして昨年秋に発表された人数は65000人となりました。色々な原因は考えられますが、環境や衣食住の平素の営みの向上、科学の発展、医療技術の向上も一因となっているのでしょう。
世界保健機関(WHO)が定める高齢化社会とは7%がラインとされています。日本では1970年、大阪の万博の年に高齢化社会となり、1995年に14%を超え高齢社会になりました。そして2007年には21%を超える超高齢化社会となっています。
さて、老いの病とも言われる認知症。特にアルツハイマー型認知症は高齢化により有病率が高くなることはすでにわかっています。高齢化により有病率は高くなりますが、医療、各種制度、施設など認知症に対応する力も発展を遂げています。
メディアでも頻繁に取り上げられるようにもなった「認知症」ですが、まだまだ他人事とお考えになる方が多いのも事実です。
まずは正しい知識を持つことが大切です。正しい知識があれば、身近な方が認知症に罹患してしまっても慌てないで対応したり考えたりすることが出来るのではないでしょうか