認知症トピックス : 災害時の心がまえ ~その1~
災害が起きた場合、避難しなければならないこともあります。近年では東日本大震災、熊本地震をはじめとする大災害は私たちにいくつもの教訓を残してくれました。
ライフラインの寸断により電気・ガス・水道のストップはもとより、食料や生活用品、医薬品など、日常生活に欠かせないものが手に入れにくくなったという事実があります。
災害弱者(特に認知症を含め内科疾患など処方薬が欠かせない方)の方は保険証やお薬手帳の最新内容、介護認定などの書類は面倒でも小まめにタブレット端末などに画像で保存しておくとよいという話をお聞きしました。
特にお薬が必要となる方は避難を余儀なくされた場合でも、すぐに出してもらえたそうです。薬のストックも数日分程度は確保しておくと安心ということでした。マスクや手袋、ビニール袋なども何かにつけ使用頻度が高いということでした。
もしもに備えて平素よりお世話になっている施設や近所の方など連携を取っておくことが大切なようです。
災害は起こらぬに越したことはありませんが、小さいお子さんや高齢者、認知症などの病気の方と暮らされているご家庭は、是非、最低限の準備はしておきましょう。