お知らせ・トピックス

認知症トピックス : 落ち着いて観察しましょう ~その2~

認知症で内科疾患や治療中の疾病がある高齢者の体調は急変することがあります。
その時になってから慌てずに済むように、日頃から本人の食生活、平熱や処方薬がある場合は服用できているかどうかなど把握しておくことが大切です。
様子に違和感があったり、明らかに体調が異なるようでしたら、まずは落ち着いてよく観察してください。

食欲、発熱や痛みの有無、睡眠、お通じ、歩行など、いつもとどう違うのか。時には大声や暴言など出現する場合もありますが、本人の話もよく聞きましょう。
話しかけても反応が鈍かったり脈拍が速かったり遅かったり顔色がいつもと違う場合など、「急を要する」場合もあります。医師でないと判断がつかないことですので、救急に連絡することも必要です。
医療機関に行くなどの対応が必要な場合は、お薬手帳(必ず持参してください、見当たらない場合は処方薬を持参)や既往歴など、今までの流れは把握しておくと良いでしょう。
日頃から、かかりつけ医や専門医療機関、介護関係機関などと関係を作っておくと対応の選択肢も増えるでしょう。
認知症疾患医療センターでも相談を受け付けております。

以上のことは、認知症でない高齢者にも同様のことで、そのような状態に陥った場合、「落ち着いて観察」し言動の確認をすることがポイントとなります。