お知らせ・トピックス

認知症トピックス : 認知症と老化

認知症に罹患すると、必ず何かしらの中核症状が出現します。そして、多くの場合、複合的に苦手な部分が増えたりしていくでしょう。
具体的には新しいことが覚えられなかったり、物をなくしたり、いつも何かしら探していたり、物事の手順がわからなくなったり、日に何度も同じことを聞かれることなどあるでしょう。そのうち散歩に出掛けて道がわからなくなって他人にお世話になってしまうこともあるかもしれません。
身近なご家族や親族は、時には「また同じことを・・」と感じながら接してしまうこともあるでしょう。

しかし苦手なことが増えるのは認知症の方だけではなく、健常な方でも老化とともに増えていくことはあります。
人間は生を受けてから長い時間を生きます。年月がたち18~20歳の頃が脳の成長の頂点と言われています。脳機能は個人差がありますが維持されます。しかし次第に衰えていくということは理解しましょう。
人により衰えるスピードも異なります。それは環境や資質などにも大きく左右されると言われています。
従って、長い年月生きている私たち人間に必ず訪れるのが「老化」です。身体機能が衰えるということは脳の機能も衰えます。
「認知症(病気)と老化は全く異なります」が、いつか老化が訪れれば誰しもが老化による苦手なことも増えていくでしょう。

いずれにしても基本的な考え方としては、「プライドを尊重すること」であり「尊厳を護る」ことです。言動を否定したり説得したり、プライドを傷つけたりするような対応、不快感をあらわにした態度をとることは、避けるようにしましょう。あるがままのご本人を受け入れていくことが大切です。
お年寄りの方は人生の大先輩でもあります。認知症の方にはもちろんですが、お年寄りの方が困っていたら、さりげなく手助けして今まで通りに暮らすことが一番良いことでしょう。