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認知症トピックス : 平均寿命と健康寿命

平均寿命とは人が生まれてから命が尽きるまでの期間の平均値です。
健康寿命とは、「健康上の問題がない状態で日常生活を送れる期間(日常生活で継続的に医療や介護などの世話なく生活できる期間)」の平均値です。

2016年のWHO(世界保健機関 加盟国194)の公表では、世界の平均寿命は 71.4歳(男性 69.1歳・女性 73.8歳)です。
日本では、男性は80.5歳で6位、女性は86.8歳で1位であり男女平均は83.7歳の世界一長寿な国となっています。(いずれも2016年に生れた0歳児の余命とお考えください)。科学・医療・介護・環境などの発展と充実が平均寿命をあげていることが要因の1つでしょう。

しかし、健康寿命は、男性が平均71歳、女性が74歳とされており平均寿命との差があります。
平均寿命と健康寿命の差は、何かしらの理由で他者や関係機関の支援が必要とされる時間です。近年、この「健康寿命」が注目されるようになってきております。いつまでも元気で過ごすには、この期間を短くすることに越したことはございません。

高齢化が認知症のリスクの大きな要因と考えれば、健康寿命を延ばすことは認知症予防にもつながるのです。
認知症の予防については、改めて紹介していきます。