認知症トピックス : 環境の変化
認知症の方は生活の中での環境の変化や音などに敏感になっていることが多いです。
脳の中で物ごとの処理能力が落ちてきていますので、そういうことは理解した上で接していくことが良いでしょう。
例えば音1つとっても、急に大きな声や音を聞いたとしますと、なぜ大きな音がするのかなど理由がわからず不安になってしまいます。良く考えればわかりそうなことでも、認知症の方にはそれを頭の中で処理していくことが難しくなっているということです。
したがって、なるべく同じ環境の中で静かに過ごすということが良いでしょう。
そして、認知症の人は症状が進んでいくと、新しいことや物が苦手になってきます。
生活の中での失敗も増えていくでしょう。そんな時は失敗を責めるのではなく、「さりげなくフォローしましょう」。
介護する側も人間ですので時にはカチンとしてしまい否定的な言葉も出てしまうことはあるでしょうが、これは認知症の症状なのだと頭を切り替えることが大切です。