認知症トピックス : 認知症サポーター養成講座を受講しましょう
認知症サポーター養成講座は介護の仕方を学ぶのではなく、認知症を正しく理解することを目的とした講座です。認知症サポーターは当事者やご家族の良き理解者となっていただき、サポーターの皆様方各自が出来る範囲での活動をしていただければと思います。
例えば学んだ知識をご家族に伝えることも立派な活動です。
認知症の方やご家族の話し相手になることでも良いでしょう。
身の周りで認知症の介護などで困っている人がいらっしゃるのなら声を掛けていただけるだけでもご家族は温かい気持ちになることもあるでしょう。
地域により名称は異なりますが最近増えてきている認知症カフェ(オレンジカフェ)など(認知症の方やその家族、知人、医療や介護の専門職、認知症について気になる人などが気軽に集まり交流を楽しむ場所)に参加される方もいらっしゃいます。
当センターでも定期的に講座を開催しておりますが、在宅介護をしているご家族より、認知症を理解しているサポーターがこんなにたくさんいることを知り安心しましたという声も聞かれております。
講座は、基本的には専用のテキストを使用して90分間の講座となります。
主な内容は
①認知症とはどのようなものか
②認知症の 中核症状と行動・心理症状(BPSD)について
③認知症の診断や治療について
④認知症の予防について
⑤認知症の方に接する時の心構えと介護者の気持ちの理解について
⑥認知症サポーターにできること
⑦認知症の相談窓口について
などとなります。
「認知症は誰にでも起こるかもしれない脳の疾患です」 決して他人事ではありません。
認知症の方やご家族が、地域での生活を安心に今まで通り継続できるよう、多くの方に認知症サポーターとなっていただきたいと願っております。