認知症トピックス : 体の状態を把握しましょう
加齢に伴い、体の機能は徐々に衰えていきます。
それは誰にでも起こる体の変化であり避けることはできません。
身体機能や認知機能の衰えの中には、医療や介護などの介入が必要となる場合もあります。
普段の生活の中で、
以前と違う言動が見られる場合や、「様子が変かも」と違和感が続く場合は、
まずは良く観察しましょう。
・睡眠状況であれば、
寝つきは良いか、夜中に起きていないか、睡眠時間は充分か、など。
・食事量であれば、
食べ過ぎ、食欲低下、水分量は適切か、間食が増えた、好きな物しか食べない、など。
・持病がある場合は、
薬はきちんと飲めているか、持病の悪化、ダメな行動をしていないか、など。
生活上で何ができていて、何ができなくなったかなど、しっかりと様子を見てみましょう。
本人の様子の変化は、そうした生活の変化に原因があるかもしれません。
変化した部分を正すことや、上手くフォローすることで、
本人の様子が落ち着く可能性もあります。
もし何かしらの違和感が続く場合には、早めに主治医に相談することも必要です。
もしこの時、認知症初期の状態なのであれば、
認知症の症状は時間の経過とともに進行してしまいます。
主治医がいないのであれば、まずは専門機関に相談してみましょう。
認知症は早期に発見して治療を開始できれば、
進行を遅らせることができる場合もあります。
また、早めに医療や介護が介入できることで、
本人や家族の生活の不安・負担を軽減することもできるかもしれません。