お知らせ : 2019年度第2回認知症地域ケア研修会(川口エリア)を開催しました
認知症疾患医療センターでは、2019年10月24日(金)に川口総合文化センター リリア中会議室にて、2019年度第2回認知症地域ケア研修会(川口エリア)を開催しました。
今回は「認知症の診断と治療について」をテーマに、センター長による講演を行ないました。
行政、地域包括支援センター、訪問看護ステーション、居宅介護支援事業所などの保健師、看護師、社会福祉士、介護福祉士、ケアマネージャーなど認知症ケアに携わる多くの参加がありました。
講演では認知症を示す疾患、4大認知症、認知症の診察手順、神経心理検査(MMSE・レーブン色彩マトリックス検査・A-DASなど)、MRI画像、SPECT画像などによる各認知症の診断基準について、認知症の方に対するアプローチとして生物学的アプローチと非生物学的アプローチがあること、抗認知症薬を選択する際の考え方、認知症の方との介護者との関わり方について、配慮すべき環境整備についてなど多岐にわたる内容となりました。
研修会終了後に参加者からは、介護系の職員に対する認知症の専門医からの研修会は少ないので大変貴重な話が聞けた、業務の振り返りが出来た、画像などには触れたことがなかったので大変勉強になったなどとの感想が寄せられました。
今後も認知症に関わる各種研修計画を立て、地域の皆様や専門職の皆様方の認知症の医療や介護の業務の一助となるよう、努めてまいります。