お知らせ・トピックス

お知らせ :平成29年度認知症地域医療・介護ネットワーク研修会を開催しました

戸田病院認知症疾患医療センターは蕨戸田市医師会の後援を受け、小野薬品工業株式会社との共催にて平成30年3月1日(木)に平成29年度認知症地域医療・介護ネットワーク研修会を戸田市文化会館301会議室にて開催しました。
認知症疾患医療センター活動報告では、事業内容について①専門医療相談(電話・面談)、②鑑別診断とそれに基づく初期対応、③認知症周辺症状への対応、④認知症医療に関わる情報発信についてお話しいたしました。

そして、今回は敦賀温泉病院院長(センター長) 認知症疾患医療センターの玉井顯先生を講師に迎え、「トリックから学ぶ認知症 ~衣食住から自動車運転の変化まで~」について特別講演を行いました。
早期発見・治療の必要性について触れられ、認知症について偏見として考えない、治療を先延ばしにしないという基本的な周知・啓発活動をされながら、コミュニティ作りに力を入れていること、認知症については初期に治療を開始できればBPSDの発生率や入院率はとても低いことを、実践された数字を示されました。そして衣食住の日常生活において家族を含めた多職種が共通認識できる行動観察シートの有効性について、認知症ドライバーの危険性についてなぜ危険であるのかなど詳細に説かれました。

参加してくださったのは、医師をはじめとした医療関係者、行政関係者、地域包括支援センター、訪問看護ステーション、県内認知症疾患医療センターなど、日々認知症に携わる専門職であり、それぞれの今後の活動に寄与できる内容であったと思われます。
次年度も引き続き、各種研修会を開催いたしますので是非ご参加いただければと思います。