平成28年度 認知症地域医療・介護ネットワーク研修会(川口エリア)を開催しました
戸田病院認知症疾患医療センターは川口市医師会の後援を依頼し、平成29年3月9日(木)に平成28年度認知症地域医療・介護ネットワーク研修会(川口エリア)を川口総合文化センター リリア大会議室にて開催しました。
センター活動報告では、事業内容について①専門医療相談(電話・面談)、②鑑別診断とそれに基づく初期対応、③認知症周辺症状への対応、④認知症医療に関わる情報発信についてお話しいたしました。 そして、今回は埼玉県和光市保健福祉部長の東内京一先生を講師に迎え、「これからの超高齢化に対応した認知症施策~地域ケアシステムの実践~」について特別講演を行いました。 認知症施策は現状の高齢化社会を踏まえると、高齢者の生活課題の増大、単独世帯の増大、認知症の方の増大は予想され、どの部分の支援が有機的に必要か正確に把握していないとならない。従来の医療・介護サービスはもちろんのこと、成年後見などの権利擁護、住宅保障、低所得者支援など切れ目のない必要な支援の提供が必要であり、包括的に継続的につないでいく仕組み「地域包括ケアシステム」が必要と説かれました。
参加してくださったのは、医師をはじめとした医療関係者、県や市町村行政関係者、訪問看護ステーション、地域包括支援センターなどと、日々認知症に携わる専門職であり、それぞれの今後の活動に寄与できる内容であったと思われます。
今後も引き続き、各種研修会を開催いたしますので是非ご参加いただければと思います。