認知症トピックス : 生活習慣①
皆様も1度は市町村の検診や成人病検診などを受けた経験があると思います。
検査結果の数値が正常範囲でない場合、
生活習慣を見直すようにと医師に助言を受けることもあるでしょう。
原因の多くは暴飲暴食、ストレス、運動不足、過度の飲酒や喫煙などが考えられます。
この時点で生活習慣を見直し、きちんとした生活を送れていれば、
健康な状態を取り戻すこともできるでしょう。
しかし、このまま放置を続けていると生活習慣病に移行しいく可能性があります。
生活習慣病は糖尿病や高血圧、脳疾患、肥満、脂質異常などが挙げられ、
さらに大きな疾患へのリスクが高まります。
若年層だけでなく、高齢者の生活習慣病も増えていることも報告されており、
生活習慣病は認知症とも関係しているとも言われています。
例えば、
脳血管に障害が起きると、脳血管型認知症が発症しやすくなります。
高血圧の方は脳血管性認知症の発症リスクが、
平常の方に比べ3倍程あるという報告もあるそうです。
また、糖尿病の方はアルツハイマー型認知症のリスクが4倍以上とも言われています。
大きな病に罹患してから生活習慣を見直すのでなく、
癌や脳疾患、認知症などへのリスクはできるだけ減らしておきたいところです。
予防策として、定期的に生活習慣を見直す機会を作ってみてはいかがでしょうか?
健康診断を受ける、毎日の血圧測定をするなど、
体の変化に気を付けてみるのも良いことだと思います。
そうしたことは、後々の認知症予防にも繋がります。