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10月31日 2025年第2回認知症疾患医療連携協議会を開催しました

去る10月31日に「2025年度 第2回 認知症疾患医療連携協議会」を開催しました。

会場の戸田市立文化会館にて医療機関や行政、地域包括支援センター、認知症医療・介護に従事されている26名が参加されました。

 

当日は、当院薬局長より

「アルツハイマー型認知症治療薬 レケンビについて」を講演いたしました。

軽度認知障害(MCI)の説明、レカネマブ(商品名レケンビ)とドナネマブ(商品名ケサンラ)の概要、薬物療法を行った際の認知機能の変化、投与までの流れなど、分かりやすくお話をして頂き、《講演後の質疑応答》では、「レケンビとケサンラのどちらを選べば良いのか?」などのご質問をいただきました。

 

 

 

 

 

 

続いて、当センターの髙橋 太郎センター長より

「認知症 最近の話題 ~周辺症状への非薬物療法~」について講演いたしました。

講演では、

  • ① 埼玉県南部(川口市・戸田市・蕨市)認知症関連機関について
  • ② 川口市認知症初期集中支援チームとの連携
  • ③ 認知症周辺症状への非薬物療法

以上3点についてのお話と、薬物療法についてもお話がありました。

経口での服用が難しい患者様への貼り薬での治療も可能な場合があり、消化管での吸収がない為消化管や肝臓での副作用を回避でき、副作用発現時にも直ちに投薬を中止できる等多剤併用することが多い高齢者に使用しやすいことが利点とのお話もありました。

 《講演後の質疑応答》では、「独居の方へ薬を飲んでもらう方法」や、「易怒性の方への上手な介入方法」などのご質問をいただきました。

 

 

 

 

 

 

認知症疾患医療連携協議会では、医療・福祉・介護のそれぞれの分野がスムーズに連携を図ることなどを目的に、地域の医療機関や保健所、市役所、地域包括支援センター、居宅介護支援事業所などの関係機関に参加いただいております。

 

2026年度も認知症疾患医療連携協議会の開催を予定しています。

この度はご参加いただきありがとうございました。

 

【お問い合わせ】

戸田病院認知症疾患医療センター 

℡:048-433-0090

Mail:ninchishou-center@koujinkai.or.jp